『シークレット・サンシャイン』
昨日は池袋にて、韓国映画『シークレット・サンシャイン』を観る。昨年のカンヌでチョン・ドヨンが主演女優賞を獲得した映画。
それは賞を取るよなぁ~。あの演技だもん。夫が死んで子供と再出発しようと思って引っ越してきたら、その子供が誘拐されて殺されて・・・という救いのない話なのだが、子供を誘拐されて錯乱するところや、その後の憔悴ぶり、狂気に走るさまなど、どれも渾身の演技で素晴らしい。オレが審査員でも賞はアンタのものだ!
しかし、救いのない話といったが、けっしてまったく救われないわけではない(と思う)。ソン・ガンホ演じる独身男が彼女をひたすら見守っていて、彼の姿にほんの微かな希望の光が感じ取れる気もした。傷ついた人間を癒せるとしたら、それは宗教よりも人間なのではないか???
そのあたりも含めて、個人的にとても見応えがあり高得点の映画だったのだが、いつもオレと正反対の評価をする<大阪の中心で【うだうだ】と愛を叫ぶ>おばはんときたら、「映画には楽しさやストレス解消を求めているのに、こんなものは嫌だ」とのたまわっていた。
いや、否定しないッすよ。楽しさやストレス解消も映画には必要。だけど、それはアンタのことでサ、みんながそうってわけじゃないよね。少なくともオレの場合には、「自分の知らない世界を見て、人間や人生について考える」ことも映画に求める大切な要素なのだ。だから、この映画はなんといっても、オレにとっては見事な映画なのだった。
だいたい、そうやって楽しさやストレス解消だけを映画に求めるから、どんどん映画がダメになるような気がするのだが・・・。ま、他人のことはどうでもいいか。
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コメント
cyotto gakkaridayo...
チョン・ドヨンの演技の素晴らしさ、ソンガンホの演技の素晴らしさ劇中の救い、薬局のおばさんの演技の素晴らしさ監督の素晴らしさ、なによりこの作品の怖さ!!!宗教にはまっていくことの怖さ!言葉もなかったですね。神によってすべてが救われてしまうなんて・・あっていいことでしょうか?現実を逃避してしまう宗教は怖い!一度は神の存在を信じてしまった主人公の葛藤!恐ろしすぎです。人間とはナント罪深いのか?これは恐怖映画に属してもいいんじゃないでしょうか?実際私も一緒の回で見ていたただの韓流ファンのおばさん方らしき人が暗すぎると席を立ちながらおしゃっていらっしゃいました。仕方ないです。韓国の有名な俳優、女優さん達をみにいらしているだけなんですから。
この作品の小説を書いた人は先日60何歳でなくなったそうです。イ・チョンジュンという作家です。他に韓国映画で風の丘を越えて~西便制の小説の作者でもあります。この映画もすごかったです。監督は違いますが、いずれも韓国では有名な素晴らしい映画を作る人です。イム・グオンテクという監督です。韓国独特の精神を扱った映画です。すざまじかったです。お勧めの映画です。それこそ暗い映画ですが・・・simatta katattesimaimasita...失礼致しました。
投稿: ameri | 2008/08/06 11:25
書くとこなかったのでここで書かせてね。
バンジージャンプするの評価見せていただきました。これはわたし的に悔しかったのでどうしても書きたくて・・・あれはなかなかの映画ですよー。やはりイビョンホンの演技力の素晴らしさも相当手伝っていると思いますが・・学生から社会人に画面が変わった時の彼の顔はほれぼれします。男性にはわからないのでしょうか?あの顔つきの転換にははっとさせられますし・・・なによりわたしがあの評価が悔しかったのは、相手役の学生の顔がちょっとだけいいけど普通なのが・・というくだり。やたらな顔してても仕方ないじゃないですか!イ・ビョンホンは心で彼女を感じ取るんですよ!顔なんてむしろ平凡なくらいのほうがいい。男性であったほうが真実味があっていい。私は好きです!バンジージャンプする
投稿: a | 2008/08/06 11:55