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2007/02/07

『幽閉者 テロリスト』

この間の日曜は、渋谷のユーロスペースに、足立正生監督の『幽閉者 テロリスト』を観に行った。なんと、移転後初のユーロスペース体験だ。て、なんだQ-AXとかと同じビルじゃん。なぜにここに移転?

『幽閉者 テロリスト』は、日本赤軍に参加してパレスチナに渡り、レバノンで逮捕されて強制送還された足立監督の35年ぶりの映画だ。岡本公三をモデルに、一人の囚われのテロリストが精神的、肉体的に追い詰められ、その中で自問自答する姿が描かれる。

田口トモロヲの渾身の演技が素晴らしい!主人公の痛みや苦しみがリアルに伝わってくる。頭脳警察のPANTAをはじめ個性的な他の出演者も、強烈な存在感を発揮している。

演出は、70年前後のアングラ映画や演劇の雰囲気を感じさせた。しかし、それが少しも古く感じられないのはなぜなのか。結局のところ、我々を取り巻く日本の社会の状況は、当時と変わっていないからではないか。いや、管理が巧妙になっただけで、もっとヒドイ状況なのかも・・・な~んてことも思ったりしたのだ。珍しく・・・。

エンタメ映画とは対極にある作品だが、人間や社会について、少しでも思うところがある人は、絶対に観る価値がある映画だと思う。

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